それでは昼食です
場所は、東京都中央区日本橋室町1丁目12−10 J1ビル 2F
Da GOTOさんです
重厚な建物の2階になります
コンクリート打ちっぱなしのおしゃれな空間
箱は広めで席間にゆとりあり
大きな一枚板のテーブルが印象的
この手のお店としては珍しく大型のソファーまで鎮座
まるで家のリビングのような雰囲気なのが面白い
それもそのはずでこのお店の店名 Da GOTOとはイタリア語で『後藤の家』という意味
なのでこのリビングのような空間も全て意図したデザインなのでしょう
更にこの巨大な一枚板のカウンター
目の前はキッチンなのですが、カウンターテーブルとキッチンを遮るものが無く、調理する状況を目の前で楽しめます
私のように一人で訪れる場合、流れるように調理をする場面が間近で見られ、軽い会話にも付き合っていただけて(コロナ禍なのでお互い遠慮気味ではありましたが)退屈しませんでした
ランチはコースのみでA 1980円とB 3300円の2種類のコース
AとBの違いはメイン料理とドルチェの有無で、ベースは前菜3種、パスタ、パン、カッフェ
Bはこれにメイン料理とミニドルチェが付きます
パスタは3種類から、メイン料理は肉か魚のプリフィクス
大きなワインセラーがあるので美味しいワインが揃ってると思いますが、今はコロナ禍なのでアルコール自粛 ノンアルコールのみの布陣
こればかりは仕方が無いですね
rosso alternativa ノンアルコール赤 660円
ノンアルコールなのでキックが欲しいということで冷やして提供
果実味強めでフレッシュですが甘さ控え目で食事に合いますね
多めに注いでくれました
とはいえノンアルコールなので若干の物足りなさは否めない
サンペレグリノ 550円を追加して炭酸で盛り上げます
前菜3種サラダ仕立て
森林鶏のローストチキン 赤キャベツのマリネ 2色のキャロットラペ ヴィンコットソース
水牛モッツァレラチーズとフルーツトマトのカプレーゼ 夏野菜のカポナータ
北海道大水タコのカルパッチョ 粒マスタード風味 芽カブのマリネ 2色大根サラダ フルーツトマトソース
チャパタ
おかわりは110円
アラカルトにあれば必ず注文するカプレーゼ
前菜の中の一品として提供されましたが、これを食べた瞬間に確信
『このお店は絶対に当たり』
なぜカプレーゼを注文するかというと、モッツァレラチーズとトマトという誤魔化しが効かないシンプルなメニューだから
チーズもトマトもクオリティー高い
2色のキャロットラペ
これグレープフルーツのビネガー?
人参の旨味に溢れ、柑橘系の爽やかな風味が印象的
森林鶏のローストチキン、北海道産水タコのカルパッチョも美味しいです
パスタ
リングイネビッコレ 八海山サーモンと蕪 トマトソース
うんうん
美味しいです
濃い目の味付けですが、旨味の強い刻んだ蕪がみずみずしく、濃い目のソースを中和
噛むほどに口の中が蕪とトマトソースの旨味で溢れます
八海山サーモンは脂がのって、濃い目の味付けに全く負けない上質な風味
メイン
金目鯛のソテー 季節の新鮮野菜を添えて フルーツトマトとバジルのソース
このつくしのような野菜はフランス産 アスパラソバージュ
アスパラと銘打ってますがユリ科では無く、フランスでは春を告げる山菜と言われる
生ではこの時期しか食べられない貴重な野菜です
皮目をパリっと焼き上げ、身は脂が程よくのっておりふっくら
金目鯛も間違い無い
火はしっかり入ってますが、ふっくらもちもちで噛むほどに旨味が溢れます
そしてこのアスパラソバージュ
こんな小さな山菜ですが、風味はしっかりしており個性的
この時期しか食べられない美味しい山菜
この出合いに感謝
クラシカルティラミス アメリカンベリー アイスクリームを添えて
カッフェのお茶請けにビスコッティ
ティラミス好きとしてはまさに御馳走
サバイオーネとマスカルポーネチーズにココアパウダーという昔ながらのガチのティラミス
これが最高であり至高
美味しいです
コーヒーにつけて食べるのがビスコッティの定番ですが、硬さはそこそこにしてるのでコーヒーに漬けなくても食べられる硬さ
染み込んだコーヒーの旨味でビスコッティがますます美味しく
Da GOTOさんの評価 ★★★★★( *‘∀‘)
都内屈指のハイソサエティな街 日本橋で開業から半年ほどの新しいイタリア料理のお店
高級なお店ばかりの地域なので普段はあまり縁がない地域なのですが、すぐ近くのLOROスロースポットに用事があったので昼食できるお店を探して利用しましたが、地代の高いこの日本橋に個人で乗り込んで来るだけあって、店構えから料理まで全てに渡って衝撃を受けた凄いお店でした
店名はイタリア語で『後藤の家』
その店名の通りの店内デザインで、高級なリビングを思わせる一枚板の大きなテーブルに椅子の他に大型のソファーを配した斬新な店内
キッチン対向型カウンターも売りですが、そこらのお店と一線を画するレイアウトで、一枚板の広大なカウンター席に遮るものが何もない状態で同じ高さにキッチンを配する斬新なレイアウト
仕込みの具合や整頓具合、調理の模様が目の前で繰り広げられるので一切誤魔化しが効かない
逆を言えば、調理に絶対の自信があるからこそのレイアウト
自宅のリビングのような空間や包み隠さず全てを披露するキッチンカウンターなど店主の並々ならぬ拘りを感じるお店です
ランチは、1980円と3300円のコース2種でこの日は、前菜3種、パスタ、メイン料理、ミニドルチェ、カッフェのプリフィクス3300円のコースにノンアルコール赤660円とサンペレグリノ550円を注文
前菜のクオリティーの高さで、このお店が大当たりであることを確信
前菜3種が森林鶏のローストチキン 赤キャベツのマリネ 2色のキャロットラペ ヴィンコットソース
水牛モッツァレラチーズとフルーツトマトのカプレーゼ 夏野菜のカポナータ
北海道大水タコのカルパッチョ 粒マスタード風味 芽カブのマリネ 2色大根サラダ フルーツトマトソース
と、お店でのカテゴリーでは3種とありますが実際は6種以上揃えてると言っても過言じゃないハイクオリティーな前菜です
更にメイン料理の、金目鯛のソテー 季節の新鮮野菜を添えて フルーツトマトとバジルのソースが素晴らしく、丁寧に火入れされた金目鯛は皮目をぱりっと仕上げ身は脂が程よくのりふっくらもちもちで美味しい
そんな中、特に印象に残ったのは、メインに添えられたアスパラソバージュ
フランスで春を告げる山菜と言われるこの時期しか食べられない貴重な山菜で、小さな身からは想像できないほど風味豊かで美味しい山菜でした
料理に感動して会計時に更に驚かされたのは価格の安さ
地代の高いこの中央区日本橋でランチとはいえコベルト代無料、チャージ代無料は衝撃的
これだけ食べて飲んで5000円を切るとは想像して無かったので本当に驚かされました
何処でも何でも高いと思ってた日本橋で、まさかこんなすごいお店が誕生してたとは
オーナーシェフの後藤さん、どちらで研鑽を積まれた方なのかお尋ねできませんでしたが、微に入り細に入りリビングを表現したり、手元を常に見せるオープンなキッチンなど拘り抜いた店内デザインや、品質の高い素材を常に仕入れ最高の調理で振る舞いつつ、リラックス出来る温かな空間、ランチはコベルト代無料という大盤振る舞い
今まで敬遠してた日本橋で初めて、通いたいお店が爆誕しました
次回はスタンダードなランチ、若しくはワインが解禁されればディナーでリミッターカットしたオーナーシェフ後藤さんの本気の料理を堪能したいと思います
また宜しくお願い致します
おしまい